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【自立と他立】「精神的な自立」ができていない人の7つの特徴

精神的な自立ができていない人の7つの特徴ブログ

  ”自立”には「経済的な自立」だけでなく「精神的な自立」も含まれます。

 

そもそも自立を広辞苑で調べると以下のように出てきます。

じ-りつ【自立】

他の援助や支配を受けず、自分の力で判断したり身を立てたりすること。ひとりだち。
出典:広辞苑

「他の援助や”支配”を受けず」です。

  ”援助”を受けないことが「経済的な自立」であり、”支配”を受けないことが「精神的な自立」ということです。  

 

つまり「精神的な自立」は他者の支配を受けず、自分の意思で決断し行動することを意味します。  

それができていない人は他者のために行動するため自立の反対の”他立”しているということになります。

 

 世の中には「経済的には自立できていても、精神的には自立していない大人」が非常に多いと感じます。  

自分では気づいてなくても”他立”している人は多いです。 僕自身も「精神的な自立」を知っていながら果たせていません。  

トトラ
なんかピンとこんな。
アッキー
じゃあ精神的に自立できていない人の特徴を見ていこう!

「精神的な自立」ができていない人の7つの特徴

  1. 全部聞く
  2. 言われたことしかしない
  3. 機嫌を取る
  4. 褒められるため(評価されるため)に行動する
  5. 叱られないために行動する
  6. 親のために行動する
  7. 見栄のために行動する

全部聞く

なんでもかんでもすべてを他者に聞く人のことです。  

会社であれば常に上司に指示を仰いでいるような人です。  

 

この人は自分で考えることを放棄しています。  

やるべきこと、やったほうがいいこと、戦略、交渉などあらゆることを他者に求めます。

 

きっと聞ける人がいない場面では何もしません。

自分の判断では何もできないからです。

 

自分で考えようとせず、他者に依存し、他者に自分から支配されにいっています。

この状態は”他立”した人と言わざるを得えません。

言われたことしかしない

全部聞く人と共通しているのは「自分で考えない」点です。 

「全部聞く」人のほうが「わたしはどうするべきか」を他者に求めるだけまだましです。  

言われたことしかしない人は聞くこともしません。

 

言われるまで何もしないのです。言われてようやく行動します。  

そして必ず言われたことしかしません。 

 

またこの人は何かミスをしたときに自分の非を認めません。  

「指示がなかったから」「指示があいまいだった」「指示通りやっただけ」とあくまで指示の内容に論点を置きます。

これも他者の指示に自分から支配されにいっており、”他立”した人と言えます。

機嫌を取る

「太鼓持ち」「媚びを売る」「顔色をうかがう」 いろんな言い方ができますね。

相手が気持ちよく会話できるように計らうのは決して悪いことではありませんが、大抵の場合は裏に意図があります。  

  • 気に入られたい
  • 評価されたい
  • 出世したい

などがよくある意図でしょうか。

このような意図を持った人々は心の中では冷たく思っていたりします。  

「いい気になってんな」「役職がなかったら何もできないクセに」「早く終わらないかな~」といった具合に。  

 

他者の評価のために行動しているのなら、それは他者の評価に支配されていることと同義で”他立”です。

他者の評価は他者にしか決められません。

 

それなのに勝手にあれやこれやと世話を焼きます。 

それで気に入られなかったり、思っていた評価がされなかったときこうつぶやきます 「あんなに立ててやったのに」と。  

 

他者の評価を気にして行動し、他者の評価を見て腹を立てる。この繰り返しです。

褒められるため(評価されるため)に行動する

これも先ほどの機嫌を取る人と行動理由は似ています。  

 

誰かに褒めてもらいたくて行動します。  

たとえばこの人は、上司がいない場所では平気で仕事をさぼります。

また貢献のために社内の掃除をはじめてみても、褒めてくれる人がいなくなればやめてしまいます。  

そして「褒められる=えらい」という感覚が強いので、心の中で上下関係を作っている可能性があります。  

口には出さなくとも褒められなかった人を見下しているかもしれません。 

自分より褒められている人は上。自分より褒められていない人は下。といった具合で勝手に上下関係を作って「上の人」に気に入られようとします。  

 

他者にどう褒められるかで行動するのは他者の評価に支配されていることに他なりません。

これも”他立”した人の特徴です。

叱られないために行動する

褒められるために行動する人がいれば、叱られないために行動する人もいます。  

褒められるために行動する人とほぼ同じなのですが、この人は叱られないためにリスクを過剰に嫌い、「全部聞く」人や「言われたことしかしない」人になっていきます。  

 

たとえば電車の中で大きな声を上げて叱られた子がいるとします。

親が叱った理由を説明しなければきっと電車の中で大きな声を出すことをやめるようになるのではなく、叱られないように行動しよう、と考えるようになります。  

こういう子は中学高校生くらいになったとき、注意されないのであれば電車の中で大きな声で話したり、座り込んだり、飲食をしたり、音漏れするほどの音量で音を流したりするようになるかもしれません。 

 

つまり褒められるために行動する人と同じで叱られなければ適切な行動を取らない可能性があるということです。

この手の人もまた上司がいなければ平気で仕事をさぼるでしょう。  

これも他者に叱られないように自分の行動を変えるのは他者の評価に支配されていることになるので”他立”している人だと言えます。

親のために行動する

意外かもしれませんが、親のための行動の目的が純粋な親孝行でなければ、他者の評価に支配されていることと何ら変わりはありません。  

 

人は必ず親に育ててもらいます。

片親でも里親でもなんでも、とにかく幼児はひとりではご飯を食べることすらできません。

親の存在は生存本能的にもとても大事です。  

 

どんな子もいかに親から愛されるかを考えて行動します。

これは僕も、あなたも、全人類がそうだと思ってください。  

 

どんな行動をとるのかは親の性格や兄弟の有無など環境によって変わります。

良い行動をして褒められようとしたり、悪さをして注目を集めようとしたり、十人十色です。 

 

こうしてどうすれば親から評価されるのか、認められるのかを常に考えながら成長していきます。

 

少年期に入ってくると自分の意思でやりたいことがあっても親の承諾を得る必要がある場合が出てきます。

やりたいけど、金銭的にもひとりでは実現できないジレンマに陥ります。

承諾を得るために親が納得する方法を考えたり、幼少期にそうしたように駄々をこねて我慢比べに持ち込んだりします。

思い通りにできない歯がゆさが出てきます。

 

親の影響は子どもが大人になるにつれて少しずつ薄れていきますが、このように決定権のない未成年には強すぎるくらい影響が出ます。

 

 

その影響は大人になっても色濃く出ることがあります。

ときに就職先でさえ親の影響が出ます。  

 

挑戦的なベンチャー企業に入ってみたいという思いが少しありながらも、安定的な大手企業を受ける人がいます。 それはこんな理由からかもしれません。

 

「この会社なら親も納得するだろう…」  

 

心配性な親でも大手企業ならすんなり納得する。

もしくはベンチャー企業に入るとしても、大手企業を受けることで説得材料になる。と考えたりします。  

 

 

また親や兄弟と全く違う業界に就職する末っ子は多いと言われています。

その深層心理は、これまで兄弟に勝ることがなかった経験から、兄弟と同じ業界ではなく、別の道へ進み自分の価値を認めてもらおうという気持ちが働くためだと言います。

つまり親に認めてもらうため、兄弟に勝つため、ということです。

優先順位の最上位にいるはずの「自分のため」が2番3番手になっているのです。

 

 

あなたの今の仕事は「親に認めてもらうため」「親を見返すため」だったりしませんか?  

 

自分の意思が後からついてきているのならそれは親のための行動であり、自ら親に支配されていることになり”他立”していると言えます。  

 

どれだけ頑張っても親の評価はあなたには決められません。

 

親に認められるための行動ではなく、あなたが行動した結果論として評価がついてくるものだと考えましょう。

 

 

大人でも親のための行動をとってしまうのは、親の責任も非常に大きいです。

子どもが決めるべきことを親が決めたり(たとえば「勉強しなさい」)、褒めたり叱ったりを繰り返すうちに自分より親に評価されることを優先していくようになります。

 

一方的に親が悪いわけではないですが、もしあなたがいまだに親の評価を気にしているのなら、今日からその思いを捨てて変わりましょう。  

 

親にどれだけ認められたくても、親がどれだけ憎くても、自分の人生は自分の責任です。  

見栄のために行動する

これも意外かもしれませんがよくあることです。

 

友達に認めてもらうため、SNSでアピールしてたくさんの評価をもらうために自分の行動を決めることです。  

いわゆる承認欲求ってやつです。

 

友達から評価されるために仕事内容を考えてみたり、映え写真をわざわざ取りに行ったり、長蛇の列のお店に並んだり、自分の意思がそっちのけになってしまいがちになります。

 

承認欲求の先に待っているのは何だと思いますか?  

『次の承認欲求』です。 承認欲求に終わりはありません。

 

自分で自分を認める勇気がなければ、いくら承認されようと満たされることはありません。

そして承認欲求に駆られている間は”ほんとうの自分”が見えず、誰かに認められることが目的の人生になってしまいます。

それはまさに”他立”です。

まとめ

「精神的な自立」が果たせていない”他立”している人の特徴を7つ挙げました。

 

心当たりありませんでしたか? 

僕は気を付けるようにしていますがまだまだ承認欲求に支配されています。

 

僕は塾の開業をやりたいと思っています。かけがえのない夢です。

でも心の奥では「塾を開いた自分」が認められたいだけではないだろうかと疑いをもっています。

 

他者からどう見られるか、どう評価されるかを考えて行動するのは「他者が望む自分」を作り上げようとしているにすぎず、”他立”してしまう要因になり、やがて”自分らしさ”まで失っていくことになります。

 

経済的にも精神的にも”自立”するために大事なのは、まず自分を認め、自分を好きになることです。

「わたしはわたしでいいのだ」「存在するだけで価値があるのだ」とどこまで深く理解できるかにかかっています。 

 

そして自分の行動に”貢献感”を得られるようになった時、承認欲求は無くなります。

承認されるまでもなく、満たされるようになります。

 

承認欲求がなくなり、パートナーとお互いにそこにいるだけで貢献していると実感できるようになればそれほど幸福なことはありません。

 

僕はこれからも『ほんとうの”自立”』を目指して進んでいきます。  

 

この記事のまとめ
  1. 全部聞く
  2. いわれたことしかしない
  3. 機嫌を取る
  4. 褒められるため(評価されるため)に行動する
  5. 叱られないために行動する
  6. 親のために行動する
  7. 見栄のために行動する

 

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