僕は教育現場に携わった経験が一度もありません。
生徒として塾に通っていたことはあります。
でも教師でもなければアルバイトで塾講師をしたこともありません。家庭教師もです。
前職はメーカーの営業でした。

は?そんな人がなんで塾開業目指すの?
そう思いますよね。ごもっともです。
僕自身も塾開業を目指すことになるとはこれまで思ってもいませんでした。
でも、目指しちゃうんですよ。
僕は今まで自分の意思が弱かったです。
何をするにも「本当に大丈夫かな?」と疑ってなかなか前に進むことができずにいました。
「塾の開業を目指す」ことを決めるのも例外なく時間がかかりました。
色んなアイディアを考えては「ダメかもしれない」としまい込んで結局どうしたいのかわからない。
そんな状態で半年くらい悩みました。
もしかしたら、今も悩んでいるのかもしれません。
でも不安はありません。
なぜなら「自分で決めたから」です。
ただ意志の強くない僕には自分を納得させる理由が必要でした。
その理由は全部で7つあります。

7個って多くない?

意思が弱かったからロジカルな決め手が欲しかったんだよ
この記事では僕が塾開業を目指すことを決めた7つの理由をご紹介します。
夢を見つけたい方、夢を負うべきか迷っている方の参考になれば幸いです!
塾開業を決めた7つの理由
- タイミング
- 過去からの思い
- 教育に対する思い
- 生きがい・やりがい
- 塾経営に対する経済面
- 競合・ライバル
- 塾経営のノウハウ
タイミング
まず一つ目はタイミング。これはズバリ退職したからです。
パートナーと暮らすために退職しました。
辞めてなかったらずーっと不満を抱えながら、文句を言いながら会社に貢献するサラリーマンとして働いていたと思います。
なにせレールから降りる勇気がなかったので。
遠距離恋愛してたパートナーと暮らすためにレールから降りれたのはラッキーでした。
もちろん退職するのは大変でしたが。
今まで乗っていたレールを降りるのですから、会社はもちろん親にも辞める正当な理由を言う必要がありました。(会社にはそんな理由つける必要ないかもしれませんが、そんなに強気になれないのが僕です)

会社にはテキトーでええんちゃうの?

立つ鳥跡を濁さないようにしたかったので…
そんなこんなで紆余曲折ありましたがパートナーと暮らすために引っ越し、ゼロからスタートすることになりました。
ラッキーと言えばラッキーですが、このタイミングを逃すわけにはいきません。
退職を機に自分の人生について本気で考え始めました。
過去からの思い
サラリーマンはもうごめん。
今でこそ自分でやりたいことをやろうと突き進めていますが、僕は元々は自分で何も決められない子どもでした。
退職を機に人生を考える良いタイミングを得た僕は自己分析をすることにしました。
思えば僕はサラリーマンという生き方に疑問を持っていました。
- 理不尽な事に頭を下げる
- 飲み会に付き合う
- 必要性の感じない報告書を作成する
- 思ってもいない将来のなりたい姿を書く
- 思ってもいない意気込みを語る
小中学生の頃から大人になっていくに連れて楽しくなさそうなイメージを膨らましていきました。
かと言ってやりたいことがいまいち見つからない僕。
結局一般的な企業に就職し、イメージ通りであったことを体感しました。
もっと学生の頃からこうならないようにちゃんと行動してれば良かったのですが、「何とかなる」「就職したらやりがいが見つかる」と楽観視していました。
今考えると楽観視していたのではなくてマジメに考えることから逃げていただけでした。
先ほど「やりたいことが見つからない」と言いましたが訂正します。
「やりたいことを見つける努力をしなかった」のです。
親の言うことを聞いて、学校に行き、就職しました。
結果的にそうしたのは全部僕の意思です。
でも僕はただレールの上を走ってるだけでした。
とても楽でした。
大学院まで行って就職する。
一部上場企業に就職すれば親も文句を言わない。
こんなレールの上をのんびり走っているのがとても楽でした。
このレールの先が自分の嫌う人生だとなんとなく見えていたのに、このレールから降りる強い意思がなかったのです。
結局僕は嫌だと思っていたサラリーマンになり勝手に不満を抱いたのでした。
レールからなかなか降りる勇気がない僕でしたが心のどこかでは常に「辞めちまえ!脱サラして好きなことしようぜ!」と考えていました。
さらに言うとイメージ通りな媚売り社会に勤めたことで、サラリーマンが嫌というよりも自分でやりたいことをやりたい!雇われよりも能動的に働きたい!という思いが強くなっていきました。
『教える』ことが好き。
思い返せば、僕は人に何かを教えることに快感を覚えていました。
相手が知らない知識を教えて感謝されることに例えようのない高揚感を感じていました。
たとえ感謝されなくとも、教えることで自分のエゴ心で貢献感を得ることができました。
教師もいいな~と中学生の頃に思っていた時期があったのですが、きっとこの感覚があったからだと思います。
今でもこの感覚はハッキリあります。
会社にいた時も、職業訓練校にいた時も、自分の作業があっても「教えて欲しい」「助けて欲しい」と言われれば何の苦も無く、むしろ喜んで手助けしていました。
『教える』ことが好きだったんだ。と今更ながら自分のことがわかりました。
もっと自己分析をちゃんとやっていれば、と思っても後の祭りです。
『教える』ことに対する自分の感覚がホンモノであることに確信したことで、『教育』で再スタートを切りたいと考えるようになりました。

『教育』に辿り着くまでにゲストハウス、ブロガー、YouTuberなどたくさん考えました
教育に対する思い
教えることが好きだと気付いた僕は、『教育』に対しても良い意味でも悪い意味でも昔から色々考えていました。
- なぜ勉強するのだろう
- なぜ連立方程式や三角関数など99%の人が不要な知識を学ぶのだろう
- なぜ教室は30人程度なのだろう
- なぜみんなと違うことをすると指導されるのだろう
- なぜテストの点が成績表の大部分を占めるのだろう
考えだすときりがありません。
小学生の頃は特に問題視することはありませんでしたが、高専に入ってから強く疑問を持つようになりました。
だってテストって進路のためにとっても大事な成績表に強く反映されるじゃないですか。
テストの対策って短期間で覚えてしまうことがほとんどですよね。
テストで暗記の能力を測って進学先や就職先が決まっていくのっておかしくないですか?
こういう学校に対する疑問がいくつもありました。
ナポ先生に疑問をぶつけるとナポ先生自身も疑問を持ちながら教師をしていることがわかりました。

目先の数字だけで人は評価できないですよね
学校は集団生活を通して社会性や規則を守ることやコミュニケーション能力を身に着ける場でもあります。
この側面に対しては学校の存在は何用にも代えられない重要な場所です。
国が決めた最低限の教科を学ぶにあたっても最適であることは間違いありません。
ただ教科を通して本当に学んでほしいことは
- 数学=答えにたどり着くための論理的な思考
- 国語=伝える力や読解力
- 理科=トライアンドエラーや実践に基づく結果の考察力
- 道徳=自己理解や他者理解
これらのような単元にとらわれない人として身に着けて欲しい能力や考え方です。
教科ごとにどんな能力を開発するのか、方針を示した学習指導要領があります。
先生はこれに沿って授業を進めます。
ただし教科ごとに覚えなければならない言葉や公式などがたくさんあるため30人の生徒全員を上手く能力開発できるかと言われれば難しいのも事実です。
だったら人として身に着けて欲しい能力や考え方を真っ直ぐ身に着けれる場が必要ではないか。
学校で毎日力を入れて行っている授業の内容をサポートする学習塾が必要とされているくらいなのだから、学力以外の能力開発に力を入れる塾があってもいいのではないか。
そう思ったのが僕が塾を開業することを考えるきっかけになりました。
また単純作業がロボット化するこれからの時代では個性こそ最大の武器になっていきます。
集団生活のルールでは個性が潰されることが多いですが、僕の塾では個性をガンガン伸ばせるような環境作りを徹底していきます!
やりがい
やりがいってやってみてからじゃないと本当のところはわからないですよね。
なのでここはやりがいがありそうだなと直感で感じているというだけです。
子どもの教育って説明するまでもなくやりがいありそうじゃないですか?
- 『夢を与えられる』
- 『子どもの成長を見れる』
- 『未来を担う子どもを育てられる』
うん。素晴らしい。
やりがいがありそうかどうかは悩むところではありませんでした。
ただ、『塾の開業』が候補に挙がるまではやりがいがあるのかどうか非常に悩んでました。
ゲストハウス、農家、プログラマー、ブロガー、YouTuberなどなど様々なことを考えましたが本当にやりがいがあるのかどうかは疑問が払拭できませんでした。
そういう意味でも『教育』に対してやりがいを考えたとき、何の疑問もなく腑に落ちたのでスッと納得できました。

「やりがい」より「やりたい」気持ちが強かったってことです
塾開業に対する経済面
お金の話です。
塾なので教室を構える必要があります。
個人の塾なのでどんな教室にするかでピンキリですが、一般的な家や自分の家を使って個人学習塾を開業する場合は200万程でできそうなのです。
意外と安くないですか?
ただ僕が考える塾は1000万くらいかかりそうかな。とも思っています。
学力以外の能力を伸ばすことが中心なので、一般的には受け入れにくいことが考えられます。
そのため教室の場所や教材の準備や広告にかかる費用が山ほど必要かなと思っています。
なので個人学習塾を開くよりはハードルは高いですが、1000万なら不可能な額ではないと判断しました。
それに基盤を作るという意味では学習塾スタートでも構わないわけですしね。
お金に関しては不安&不安&不安でしかないですが、僕にとっての大きな挑戦が1000万でできるならやってみたいという思いの方が強いという結果になりました。
競合・ライバル
学習塾自体は大手・個人含めて全国的にうじゃうじゃライバルがいます。
少子化の時代にここに普通に飛び込むのはリスクが大きいです。
でも学習以外を軸にした塾ってまだ少ないんですよ。
僕の目指すところは子どもの学力以外の能力の開発や夢探求です。
そのために最も必要なのが主体性です。
主体性を育てるためには積極的なアウトプットの経験がたくさん必要です。
学習塾でも「主体性や好奇心を開発する」ことを宣伝しているところはたくさんありますが、やっぱり数学・英語などの勉強を通して育てていくんですよね。
それって結局『インプット>アウトプット』なんです。
大人になって必要になるのは『アウトプット>インプット』です。
いくら知識があったって、結果が出なければ意味がないですから。
それでも塾ってインプットばっかりなんですよね。
とても効率の良いインプットばかり。
なぜなら儲かるからです。
点数が上がるんだから親もお金を払った甲斐があったと思いますよね。
つまり「点数上げりゃ儲かる」という単純な動機から、子どもにはひたすらインプットさせるわけです。
子どもも効率の良いインプット方法はどんどん身に着けるでしょう。
でもアウトプットの能力は上がらないままです。
これでは賢いのに仕事ができない人になっても仕方ありません。
高学歴で落ちこぼれになってしまうかもしれません。
学力に囚われている間は大学受験に合格する以外何も得られません。
何のためにインプットするのかを理解した上でインプットして、次にアウトプットに換えていくことが何より大切です。
だからこそ僕はアウトプットをたくさん経験して、アウトプットの方法も真っ直ぐ学んで、一生涯有用な能力を身に着けられる環境を作りたいと考えています。
もちろんビジネスとしても成功させなければなりませんが、現状ではライバルは少ない状態です。
塾経営のノウハウ
塾経営のためのノウハウは全くありません。
あるのは気合いだけです。
もちろん気合いだけでは何ともならないことはわかっています。
経営、授業方針、指導方針などはこれから塾講師になって学んでいきます!
起業後の経営戦略が今から具体的に立てれればそれに越したことはありませんが、起業も初めてなのでとにかく全て勉強&勉強&勉強です。
何をはじめるにしてもこれは覚悟していましたのできっかけになったというよりかは再認識したというイメージです。
まとめ
意思の弱い僕が塾経営を目指すことを決めるために考えた7つのきっかけをご紹介しました。
僕はロジカルに判断しないと決心できない性格だったので自分なりにロジカルに考えました。

何年も考えとったな

熱意だけで行動できる人が羨ましいです
「ビジネスアイディアを考える」ということであれば学生の頃から考えると5年以上は考えてきました。
いままで何か思いついては「お金がかかる」「時間がない」「やり方がわからない」と自分自身で可能性を潰してきました。
本当に僕にとっては現実味がなかったのです。
それでも考え続けました。
僕が納得できるアイディアが出るまで。
28歳でようやく納得できるアイディアを考え出しました。
それでも確率の高い勝算があるわけではありませんしまだまだ知らないことだらけです。
でも僕にとっては「決意」したことに大きな価値があるのです。
言いたいことは「意思が弱くても自分なりに納得できるまで考えれば行動を始めることができる!」ということです。
人によってはこんなに考えなくてもいいかもしれません。
逆にもっとロジカルに理由を並べたり、計画を立てければならない人もいるでしょう。
きっと決意できない人なんていません。
勇気が足りないだけです。
あとは自分の勇気をどうすれば駆り立てられるのかを考えて、納得して一歩踏み出せばいいんです。
僕と同じように悩んでいる方に少しでも気付きがあれば幸いです。
夢がある人も探している人もぜひ仲間になりましょう!
ツイッターでリプやDMをいただければ必ずアクションします!!
- タイミング → 退職してゼロからスタートできる状態になった!
- 過去からの思い → サラリーマンは嫌!教えることが好き!
- 教育に対する思い → 学校では伸ばせない能力こそ必要!
- やりがい → 『教育』に対するやりがいはありそう!
- 塾開業に対する経済面 → 1000万円必要!不可能な額ではない!
- 競合・ライバル → 構想中の塾のライバルは少ない!
- 塾経営のノウハウ → ゼロからスタート!
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